この耳室には夜光珠の眩しい光があったため、扉を開けた時、外で飛び回っていたコウモリの群れは中に入る勇気がなかった。
顾寧と冷少霆が出る前に、大将たちに言った。「これは彼の選択だ。生死は私には関係ない」
大将たちは分かっていた。だから三さんが本当に死んでも、誰の責任でもない。
「私たちが出たら、すぐに扉を閉めてくれ」と顾寧は念を押した。
顾寧と冷少霆が出た後、大将は急いで扉を閉めた。一匹のコウモリも入り込むことはなかった。
墓道で、三さんは松明を掲げていたため、コウモリたちは近寄ってこなかったが、一本の松明の光は何千何万というコウモリの前では弱すぎた。死を恐れない、命知らずのコウモリが飛んできて、三さんに体当たりし、彼は驚いて飛び上がった。
一方、顾寧の方は、夜光珠のおかげでコウモリは近づけなかったが、これらのコウモリを退治しなければ、まだ危険は残っていた。