第374章 興奮で携帯を落としそうになる

顧おばあさまは家に帰るとすぐに倒れ込み、全身が震え、高熱が続いていた。顧慶祥はすぐに顧おばあさまを病院に連れて行き、顧慶陽に電話をかけた。顧慶陽一家もすぐに駆けつけた。

顧慶祥は今日、顧晴と顧蔓と不愉快な出来事があったが、顧おばあさまは彼女たちの母親なので、顧晴に電話をかけ、顧おばあさまが病気になったことを伝えた。

顧晴と顧蔓は既に顧おばあさまに心を冷やされていたので、病気の知らせを聞いても特に緊張したり悲しんだりはしなかったが、実の母親なので見舞いに行くのは当然のことだった。

顧寧は見舞いに行きたくなかったが、顧蔓たちのことが心配で、一緒に行くことにした。

しかし病院に着いても、顧寧は中に入らず、外で待っているだけだった。

顧おばあさまはこの時既に意識がなく、今日の出来事があったため、顧慶祥も顧晴や顧蔓たちに何も言えず、とても穏やかな雰囲気だった。