第407話 私は自分が凄いことを知っている

次に、顾寧はさらに二つの原石を拾った。一つは中上級品で、もう一つは上級品だった。中上級品のものはティッシュ箱ほどの大きさで、上級品のものは大きな男性三人の手のひらを重ねたほどの大きさだった。

玉肉については、どちらも原石の3分の2ほどの大きさだった。

潘さんは顾寧のキャベツを選ぶような様子に驚いた。「大将、キャベツでも選んでるの?」

「感覚で選んでるんだ」と顾寧は言った。

えっ!潘さんは少し驚いた。感覚?そんな感覚が信用できるのか?間違いなく、潘さんは信用できないと思った。

潘さんは顾寧のこの様子を見て賭石の経験がないと思ったが、それでも顾寧への尊敬の念は変わらなかった。

顾寧はヒスイの入った原石を三つだけ選び、もう選ばないことにした。店主にも商売の余地を残しておこうと思ったのだ。