Rの国の人に対して深い偏見を持つ顾宁は、当然Rの国の人には売るはずがなく、たとえ儲かるとしても売らないつもりだった。
「三千五百万」
「四千万」これはRの国の人からの値段だった。
そして、誰も追加の値段を付けなかった。この価格がほぼ上限だったからだ。
顾宁はすぐに潘さんの方に寄って行き、言った。「あちらはRの国の人です。私は彼らには売りたくありません。あなたが値段を付けて、このヒスイを残してください。」
Rの国の人と聞いて、潘さんの表情も暗くなった。彼もRの国の人を極端に嫌っていたので、顾宁の言葉を聞いて、すぐに承諾した。
「五千万」潘さんは一気に千万上げた。どうせ顾宁はこのヒスイを残すつもりだったので、いくら言っても構わなかった。
潘さんの値段を聞いて、皆が不思議そうに彼を見つめた。彼らは一緒の仲間ではなかったのか?なぜまた値段を付けるのか!欲しかったなら、最初から売らなければよかったではないか!