数人がゲームセンターにいた時間はそれほど長くなく、出てきた時はまだ9時半で、ボクシングの試合まであと30分あったため、顾寧はカジノに行くことを提案した。
顾寧が行きたいと言うなら、彼らは当然付き合うことにした。
カジノに着くと、顾寧はまず一萬元分のチップに両替し、サイコロテーブルの前に来た。
カジノ側がサイコロカップを振りながら、「賭けは締め切りです」などと叫んでいた。
このサイコロの賭け方は大小とヒョウだけでなく、目の数と囲い目もあった。
大小なら1倍、ヒョウなら24倍の配当だ。
単一の目なら、サイコロの一つの目に当たれば1倍、二つの目なら2倍、三つの目なら3倍の配当となる。
そして囲い目は、指定した目(例えば1の囲い目)で3つのサイコロが出れば、150倍の配当となる。
サイコロカップが置かれた後、顾寧は中の目を透視してからチップを賭けた。