「ギシッ」という音とともに、石門が動き、李茂松たちは目を丸くして驚いた。顧お嬢様は本当に凄いな!
顧寧が押すと、石門が徐々に開いていった。彼らの前であまり派手にやりたくなかったため、顧寧は一気に石門を開けることはしなかった。
石門が開くと、一行は中に入った。約十平方メートルほどの墓室だったが、やはり何もなかった。
この墓室には前方、左、右の三方向に墓道があった。
「どっちから行きましょうか?」と趙江泉が尋ねた。
顧寧は直接透視すると、この墓道は迷路のように複雑で、迷うか元の場所に戻るかのどちらかだった。
普通の人なら主墓室を見つけるのは難しいだろうが、残念ながら来たのは透視眼を持つ顧寧で、一目で主墓室の位置を正確に把握できた。
しかし、一メートル幅の土壁を掘らなければならないな!