071 白蓮花を踏みつける

午後、雲娜は念願の招待状を手に入れた。

  しかし、李東強から警告の電話がかかってきた。

  電話に出るやいなや、向こう側から怒りの声が聞こえてきた。

  「雲娜よ雲娜、お前は人を害する腐れ女だな!お前、どんな大物を怒らせたか分かってるのか?俺はお前のせいで散々な目に遭っちまったぞ!」

  彼女は訳が分からず、明らかに理解できていなかった。「強にいさん、どうしたんですか?」

  「お前のそのおねえさんだよ、若くて無害そうに見えて、とんでもない背景があるじゃないか!俺が彼女に触れちゃいけないってわけか?昨日ちょっと遊ぼうとしただけで、指一本触れてないのに、腕一本失いかけたぞ!スポンサーがついてるとは思わなかった。京城で最も怒らせてはいけない大物を怒らせちまった!俺は殺されかけたんだぞ……」