「佑佑は大きくなってから、もっとママを守れるようになって、誰にもいじめさせないよ」
佑佑は雲詩詩の腕を抱きしめながら、甘く言った。「どんなことがあっても、佑佑はずっとママを年を取るまで守るよ!誰がママをいじめても、佑佑は許さない!ママ、これからもし誰かにいじめられたら、必ず佑佑に言ってね。佑佑が仕返ししてあげるからね!」
雲詩詩は嬉しそうに微笑んで、頷いたが、彼のその言葉をあまり真剣には受け止めなかった。
子供の無邪気な言葉だと思っただけだった。
そうして、雲詩詩とちびっ子ちゃんがおとぎばなし谷パークに着いた時には、すでに昼になっていた。
入口の列は午前中より少なくなっていたが、それでもまだ長蛇の列が続いており、熱気は少しも衰えていなかった。多くの観光客が他の省や市、さらには国からはるばる訪れ、チケットを買って次々と入場していた。