「でも、中は暗いよ」雲詩詩は少し暗がりだった。
雲天佑は笑って言った。「何を怖がっているの、ママ。僕がいるじゃない?」
「これは大人向けのアトラクションよ。本当に怖くないの?」
おとぎ話の谷では若い観光客に合わせて、若者向けのアトラクションもあった。その中でも、ホラーハウスが最も人気があった。若者向けなので、恐怖指数もかなり高かった。
五歳以上十歳未満の子供は保護者同伴でないと参加できない。
雲天佑は怖がらなかった。
中のいくつかの演出は、彼が考案したものだった。
何を怖がることがある?全部作り物なのに。
「僕は怖くないよ。ママを守ってあげる!」
「いいわね!」雲詩詩は当然彼に任せて、薑黎に向かって尋ねた。「あなたたちも行く?」
「だめよ、うちの芊芊は暗いのも幽霊も怖がるから、あなたたちだけで行ってきて!私は外で待っているわ」薑黎は苦笑いしながら言った。