第366章 ならば墨奥様になる!

「弁護士からの通知書は後ほど唐家に送られます!」

「唐家がどのように戦おうと、私、墨霆はいつでも付き合いますよ」

墨霆のこの言葉は、重々しくかつ断固としたもので、少しのあいまいさもありませんでした。彼は自分の立場を明確に表明し、唐家と対決する意思を示しました。

唐家が必死に隠そうとしていることを、彼はあえて暴露しようとしています。

唐家が苦労して捨て去ろうとしていることに、彼はあえて対抗しようとしています。

なぜなら、彼は全ての人々に伝えたいのです。唐家の唐寧に対するいじめは、これで終わりだと。

「今日から、唐寧は私の姓を名乗ります。私は私の最高のものを全て、妻に与えることにします」と言い終えると、墨霆は会場の入り口に向かって手を伸ばしました。

ガラッという大きな音とともに、会場の大扉が警備員によって開かれ、唐寧が輝かしい姿で扉の向こうに立っていました。