第438話 まさかYSと関係があるの?

翌朝。

今日は仕事がないので、寧夕は朝のジョギングに出かけ、その後朝食を買いに行った。

歩いていると、突然表情が変わった。

後ろから誰かが付いてきているような気がして……

寧夕は慌てることなく、悠々とゆっくりと歩き続けた。ただし、絶えず曲がりくねった路地に入り込み、相手を振り切ったことを確認すると、素早く隠れ場所を見つけて身を潜めた。

すぐに、大柄な人影が路地の入り口に現れた。寧夕はチャンスを掴み、不意に飛び出して相手の背後に回り、肩をロックした。「あなた誰?!」

男が振り向くと、寧夕は驚いた。「また、あなたなの?」

昨夜の熊志じゃないか。

帰ったと思っていたのに、別の方法で所謂保護を続けていたとは……

寧夕は長いため息をついた。「言ったでしょう?当分の間、少なくとも一、二ヶ月は携帯の電源を入れないって!安心してください!」