第557章 変化が大きい

寧夕が寧おじいさまと共に宴會場に入ると、すぐに大きなざわめきが起こった。

「寧さまの左側にいる少女は誰?どうしてこんな格好で来たの?」

「今、おじいさまが小夕ちゃんと呼んでいたけど……もしかして、あの田舎から養女として引き取られた寧夕?」

「ああ、彼女か!もう五年経つのに、まだこんな調子なの?全然成長していないわね。やっぱり駄目な人は変われないのね!」

「ふふ、五年前はまだブランドの偽物を着ていたけど、今じゃ基本的なセンスすらないみたいね?」

……

寧夕は今日、宮尚澤と坊ちゃんと一緒に家具を買いに行ってアトリエの準備をしていたので、カジュアルな服装で、ジーンズにレザージャケットという簡単な格好で出かけていた。長い髪はポニーテールにまとめて後ろに流していて、とてもすっきりとした印象だった。