第562章 絶賛

寧致遠が口を開くと、周りの古い仲間たちが一斉にからかい始めた。

「席さんはずるいよ、誰にでも自慢してるじゃないか!孫からもらった玄淨大師に祈祷してもらった数珠だって。何ヶ月も頼み込んで、その孝行ぶりときたら、もう耳にタコができるほど聞かされたよ!」

「寧さんが玄淨大師を最も崇拝しているのを知っていながら、何度も頼んでも叶わなかったのに、わざとその前で自慢するなんて!」

「ハハハハ……今日は寧さんの誕生日なんだから、もうからかうのはやめておけよ!」

……

「その玄淨大師に祈祷してもらった数珠って、そんなに珍しいものなの?」群衆の中から、事情を知らない人が疑わしげに呟いた。

席博義はすぐに真剣な表情で言った。「もちろんですよ。玄淨大師は本物の得道高僧で、めったに祈祷はしてくれないんです。いくら金持ちで菩薩の金身をどれだけ寄付しても無理で、心が誠実でなければならず、最も重要なのは縁のある人でなければならないんです!祈祷された数珠は、一連を手に入れるのも難しく、まさに無価の宝なんですよ!」