第563話 私の孫娘を狙う

例えば今日のような場面では、莊玲玉でも寧耀華でも話をするのは適切ではなく、應芳琳のような部外者が話をするのが一番いいのだ……

案の定、應芳琳はすぐに口を開いた。「たとえ玄淨大師のお加持を受けたものだとしても、もっと良い数珠を買ってお加持を受けることはできなかったのでしょうか？こんな安っぽいものをおじいさまに身につけさせるなんて、おじいさまの身分に相応しくありませんよ！」

この時、席博義はついに我慢できなくなった。若い者とは争いたくなかったのだが、今度ばかりは直接口を開いた。「ふん、お嬢さん、この数珠がまだ良くないとでも？価格のことを言いたいのなら、教えてあげよう。この数珠は雪落ちゃんのものよりもずっと高価なんだよ！」

「えっ？雪落の数珠は二億円もしたのに！」應芳琳は目を見開いて、思わず口走った。

寧雪落も金萱萱たちも非常に驚いた表情を見せ、まして傍らの莊玲玉と寧耀華に至っては、最初の反応は、そんなはずがない！彼女にそんなお金があるはずがない、というものだった。

席博義は確信に満ちた表情で説明した。「夕ちゃんのこの数珠も最高級の古い鉱脈のガラス種で、さらに珍しいことに、これだけの珠がすべて一つの原石から取られていて、色合いも非常に均一で完全なんだ。だからあの数珠より当然価格は高くなるんだよ！」

應芳琳は眉をひそめた。「席さん、目が曇って見間違えているんじゃありませんか？」

席博義が顔色を変える前に、寧致遠はすでに我慢できなくなり、不機嫌な様子で口を開いた。「若い娘さん、でたらめを言ってはいけない。席さんが見間違えるはずがないだろう？小夕ちゃんのこれは、確かに高価なんだ。」

彼はさっきまで寧雪落の立場を考えて言わなかっただけで、まさかこれらの分別のない若い娘たちがでたらめを言い続けるとは思わず、説明せざるを得なくなったのだ。

寧おじいさままでもが口を開いたとなれば、もはや誰も疑う余地はなくなった！

「えっと……まさか……この養女の贈り物が寧お嬢様のものより高価だなんて！これは大変な勘違いをしてしまいましたね！」

「本当に気まずいですね。同じような贈り物なのに、すべてにおいて養女に負けてしまうなんて……」

「まあまあ、私たちはこの田舎の養女を見くびっていたようですね！五年ぶりに会って、すごい変わりようですよ！」