第564章 お見合いが決められた

「なんだ、養子だって!これは本当の孫娘だぞ!!!」

「このじじい、何を企んでいるんだ。私の孫は立派な容姿で孝行者だ。この家の小娘が器量よしで、私の孫と同じように福運があるから気に入っただけだ。そうでなければ、私だって乗り気じゃないよ!」

「ふん、私の孫娘が器量よしだってことは分かってるんだな!普通の若者じゃ釣り合わないよ。まずは孫の写真を見せてみろ!」席博義の孫は確かに見たことがあったが、それはもう何年も前のことで、今はどう変わったか分からない。

「見せてやるよ!見たら今度はあんたが私の孫に目をつけるんじゃないかと心配だ!」

寧夕:「えっと……」

なぜ話題が突然そんな方向に逸れたのだろう?

お年寄りの思考回路はいつもこんなに飛躍するのだろうか?

たぶんそうではなく、お年寄りが集まると、最後は必ずこの話題に行き着くのだろう……