第709章 本当に可愛いね!

「旦那さんもすごく素敵〜よく協力してくれたわね〜まさかあなたが着てくれるなんて思わなかったわ〜ぷっ……」寧夕は笑いをこらえながら、手を伸ばして陸霆驍の狼の耳をつまんだ。「本当に可愛いわ!もしあなたの会社の人たちがこんな姿を見たら、もう彼らを管理できなくなるんじゃない?」

BOSSの威厳が完全に失われるわね……

陸霆驍は無奈に彼女を見て、「他の人に俺のこんな姿を見せるわけないだろう」と言った。

「わかったわかった!あなたの犠牲が大きいのはわかってるわ……」

陸霆驍と話している最中、寧夕は横にいる坊ちゃんがスカートの裾を引っ張っているのに気づいた。小さな頭を上げて、大きな目で少し寂しそうに彼女を見ていた。

「どうしたの、宝物?」寧夕は急いで尋ねた。

陸霆驍は息子をちらりと見て、「耳だよ」と促した。