第154章 leam

薛夕が夕食を食べているとき、高彥辰からの返信が来た。

小さな炎:【人に聞いてみたら、京郊のエリート学校に転校したそうだ。あそこは軍事的な管理をしているから、携帯電話の持ち込みは禁止されている。返事がないのも当然だな。】

薛夕はこの言葉を見て安心し、一言聞いた:【彼女は元気?】

小さな炎:【その学校の卒業生に何人か聞いてみたけど、みんな大丈夫だって言ってた。確かに、あそこの生徒たちは放蕩から更生して、善良になったらしい。昔は俺のじいさんにも、俺をあそこに送ろうって提案されたんだ。でもじいさんは断った。俺がこのままぼんやりしてるのがいいって思ったんだろう。】

薛夕:「…………」

これこそ高せんせいの孫を甘やかす態度だ。

小さな炎はまた別のメッセージを送ってきた:【調べたところ、彼らは1ヶ月に1回休みがあるらしい。次の休みはちょうど1週間後だ。その時に誰かに見張らせて、彼女を探しに行かせるよ。】