第366章 正妻が来た!

華夏大學に入学できる者は、必ずや各省の最優秀な学生たちであり、そのような学生は人の言うがままに行動することはない。

そのため、投稿が出た当初は、みんな様子見の態度で、あまり信じない姿勢を保っていた。

これが薛夕が朝食を食べてから図書館に行くまで、誰も彼女を罵らなかった理由だ。

一枚の写真を見ただけで、誰が相手との関係を知っているのか?何か証拠があるのか?何の根拠で人を罵るのか?

みんなが今攻撃し始めたのは、李紫夏が先ほど「あなたたちは明らかに普通の恋人関係です」と言ったことで、みんなに誤解を与えたからだ。

李紫夏の口調があまりにも当然のようで、みんなはこのクラスメイトが少し恥知らずだと感じてしまった。

今のところ、このクラスメイトの名前はまだ分からないが、あの髪型がすでにこの「第三者」のシンボルとなっており、周りの人々は抑えきれずに攻撃を始めた。

18歳の大学生と、38歳に見えるが実際の年齢は分からないものの明らかに年上の富豪が恋人関係にあるなんて、そこに何かがないとは誰も信じない。

李紫夏は今、心の全てが薛夕に向いていた。

高考満点の学習優等生は、非常に大きな能力を持っている。彼女があの38歳の彼氏を気に入ったということは、本当の愛があるということだ。

性格ゆえに、彼女はすぐに立ち上がった:「誰が第三者だと言ったの?彼らは恋人関係なのよ、それがどうしたの?法律で自分より年上の彼氏を作ってはいけないって決まってるの?」

ちょうどそのとき、劉昭が申請書を提出して歩いてきた。薛夕と李紫夏を見ると、彼女の目がまた光った。

もし薛夕が学習委員になる機会を失えば、クラスで高考の最高得点を取った自分が学習委員になれるんじゃないか?

そう思った劉昭は、李紫夏の腕を引っ張り、他の人々も見て話し始めた:「どうあれ、それは薛夕さんの個人的な問題で、あなたたちには関係ないでしょう?」

意味は明らかだった。

薛夕の私生活が乱れているとしても、あなたたちには関係ないでしょう?

一言で、薛夕の行為を確定させた。

彼女のこの言葉に、李紫夏は何も感じ取れず、直接言った:「そうよ、暇を持て余してるんじゃないの?他人のことを気にする暇があるなら、自分のことをもっと見た方がいいわ!」