第526話 困難な選択！！

方方は電気で痺れ、全身が痺れて地面に倒れ、立ち上がることもできず、意識を取り戻せなかった。

景飛は活発で可愛らしく、彼女の周りを回りながら話し始めた。「不思議だな。最近、ネットで君たちにたくさんの依頼をして、かなりの金額も出したのに、君たちは警戒して出てこなかった。私が華夏大學にいて、君たちを捕まえようとしているのを知っていたんだろう？」

「ここで待ち伏せして2週間近くになるけど、君たちの手がかりは全く見つからなかった。そうであれば、もう少し大人しくしていれば、私も捕まえられないから去るはずだった。こんな重要で微妙な時期に、なぜ突然出てきたんだ？」

「ネットで確認したけど、誰も君たちに依頼していないよ？こんなに長く大人しくしていたのに、なぜ突然現れたんだ？しかも、許昕瑤という普通の女の子の膝を傷つけただけ？こんな些細なことで、自分を露呈する必要があったのか？」

「それとも許昕瑤と何か個人的な恨みでもあるのか？露呈する危険を冒してまで、彼女をいじめたかったのか？」

薛夕は遠くの岩の陰に隠れながら、これを聞いて目を見開いた。

最近サークルに任務がなかったのは、景飛が彼らを捕まえようと待っていたからだったのだ。

そしてサークルのメンバーは最近大人しくしていたのに、今日突然現れたのは、彼女のためだった。彼女がグループで任務を発表したからだ！！

つまり、方方は発見される危険を冒してまで、彼女のために許昕瑤を懲らしめ、こんな些細なことをしてくれたのだ。

薛夕は拳を強く握りしめた。

景飛は劉昭の死には別の理由があり、TTXDサークルと関係があると言っていた。

だから彼女はサークルを試してみようと思ったのだが、その試みが方方を牢獄に送ることになってしまうとは。

もし方方が捕まってしまえば、たとえ劉昭の死と関係なくても、故意傷害罪で罪に問われてしまう！

だから、方方をこのまま捕まえさせるわけにはいかない。

しかし——

薛夕は何かを思い出し、頭を下げ、強く握りしめていた拳をゆっくりと開いた。

景飛は警察官だ。

警察が容疑者、というよりも犯罪者を逮捕する時、市民には協力する義務がある。

もし彼女が景飛の捜査を妨害し、方方を助けたら、それは違法行為になる。

教科書の知識は、この時は景飛を助けるべきだと教えている。