第571章 殺人請負?

数人が振り向くと、景飛が足早に近づいてくるのが見えた。普段は笑顔の彼が、今は顔を曇らせていた。「鄭直、もういい加減にしろ!」

鄭直は依然として表情を崩さなかった。「私は法に従って、規則通りに判決を下しているだけだ。何か問題でも?」

景飛は冷笑した。「夕さんは私が特別採用で入れたんだ。彼女を追い出すなんて、私の許可なしには誰にもできない!」

鄭直は目を伏せ、暗に示した。「君が特別採用したのなら、彼女を連れて出て行ってくれ。規則に違反したなら、誰の顔色も見ないぞ!」

景飛は怒って鄭直の腕を掴んだ。「夕さんに対する偏見を持つのはやめられないのか!」

鄭直は冷笑した。「私は縁故採用で入ってきた者全てに偏見を持っているんだ!」

景飛:?

鄭直は尋ねた。「顧雲卿はまだいい、サークルの告発に功績があって特別採用され、しかもP1からのスタートで、全て規則通りだ。でも彼女は?聞かせてくれ、なぜ入ったばかりでP4なんだ?」