第570話 誰が敢えて?!

死刑?それは重すぎる!

薛夕は目を見開いて、「でも方方には自首の情状があるし、彼女の殺人は故意じゃなかったんです!」

その言葉が落ちた途端、冷たい声が聞こえてきた。「自首の情状?それは捕まって、逃げ場がなかっただけでしょう?故意じゃないって言いましたが?

私の知る限り、彼らのサークルでは、白開水さんが天台門の鍵を盗み、于達が人を屋上に誘い出し、そして方方が彼女を外に連れ出して突き落としたんです。これは完全に計画的な殺人組織です!どうして故意じゃないと言えるんですか?」

その言葉とともに、青い制服を着た男が歩いてきた。彼は太い眉と大きな目を持ち、面長な顔立ちで、一目見ただけで几帳面そうで、正義感の強い人物だとわかった。もちろん、そういう人は往々にして融通が利かない。