第41章 強気な曾柔

このような極上の美女が自分の腕の中にいて、夏天がどうして感じないわけがあろうか。曾柔のセクシーな体が夏天の腕の中で揺れると、さらに命取りだった。夏天は体内で火が燃えているのを感じた。

  「暴れないで、食べちゃうぞ」

  「本当にできるの?」

  曾柔の挑発を聞いて、夏天の体内の火が完全に爆発した。

  この夜、夏天は18年間の蓄積をすべて出し尽くした。こんなに素晴らしい感覚は今までなかった。全身の毛穴が開き、丹田にある古仏舎利が無限の熱を放出し始めた。

  この熱が彼の全身を満たした。

  翌朝、曾柔は早く起きて夏天のために愛情たっぷりの朝食を作った。

  夏天は起床後、中庭で少し修行した。「まさか突破できるとは。天醒決が第二段階に入ったんだ」

  昨夜の出来事と無関係ではないことは分かっていた。天醒決の修行を始めてからわずか3日だったのに、もう第二段階に突破したのだ。この修行速度は恐ろしいものだった。

  普通の人なら10年かけても一段階突破できないのに、夏天はたった3日で天醒決を第二段階まで修行した。

  彼の体質はもともと至陽至剛で、さらに古仏舎利があり、比類なき陽剛さだった。この陽剛の気が体内に留まり、曾柔との情熱で中和された。

  だから彼の実力がこれほど速く向上したのだ。

  実力の突破により、夏天の速度と力が何倍にも増強された。

  「くそっ、曾柔のあの未亡人が死んでいない」

  「流沙の連中はどうやって仕事をしているんだ。金を受け取ったら必ず彼女を殺すと言っていたのに、なぜ曾柔は今まで無事なんだ」

  「お前たち、行って何が起こったのか聞いてこい」

  「曾柔は必ず死ななければならない。彼女が死んだら、株式は我々で平等に分ける」

  曾家の五長老は曾家で最も地位が高い人々で、彼らは曾家全体の地位を代表している。曾家は政界には人脈がないが、ビジネス界と江海市全体での地位はまだ高い。

  これには曾柔のビジネス界での地位も、曾家の五長老がこの数年間で江海市で築いた威信も欠かせない。