時間が止まった。タイムボムの時間が本当に止まったのだ。
「バカ野郎、今どれだけ危険だったか分かってるのか」林冰冰は怒って夏天に向かって歩いていった。さっきは本当に危険だった。もし夏天が間違えていたら、近くにいる全員が終わっていたところだった。
「爆発しなかったじゃないか」夏天は真面目な顔で言った。
「もし爆発していたらどうするつもりだったの!」林冰冰は怒って言った。
「本当に爆発しなかったよ。信じられないなら見てみろよ」夏天は爆弾を林冰冰に渡した。
「それは爆弾よ。私に渡して。専門家に処理してもらわないと」林冰冰は慎重に爆弾を受け取った。彼女はすでに爆破専門家を呼んでいた。
そのとき、夏天の目が一つの軌跡を捉えた。その軌跡は細く、見覚えがあった。