「誰が癩蛙だって?」文雅は怒って夏天を見た。
「誰が認めるかはその人次第だろう」夏天は目の前の見知らぬ人のような文雅を冷ややかに見ながら言った。
「自分を見てみろよ。お前なんて何者だ。私の彼氏だったことが、お前の一生の自慢になるんだぞ」文雅は悪意を込めて言った。
「人と癩蛙の話か。そんなの自慢することじゃないだろう」夏天は首を振った。
「お前こそ癩蛙だ。お前なんかが私と並ぶなんて。見ろよ、お前はどんどん落ちぶれていく。その貧相な格好を見てみろ。彼女も作れないんだろ」文雅は嘲笑った。
「彼女はいないけど、愛人はいるよ」夏天は言った。
「はは、お前が?愛人?何で愛人を養うんだ。仮にいたとしても、きっとお前が猪八戒の義理の叔母に養われてるんだろ」文雅は大笑いしながら言った。