「何があったんだ?」小馬兄が夏天に向かって尋ねた。
「友達から用事があるって連絡があったんだ。行ってくる」と夏天は言った。
「俺も手伝おうか?」小馬兄が聞いた。
「必要なら遠慮しないよ」夏天は軽く微笑んだ。
「わかった。じゃあ送っていくよ」
小馬兄は夏天をあるカフェに送った。そこは林冰冰との待ち合わせ場所だった。
「こっちよ」林冰冰は夏天に手を振った。
「警花さん、数日ぶりだけどまた綺麗になったね」夏天は遠慮なく林冰冰を見回した。
「その呼び方やめてくれない?」林冰冰は不満そうに言った。
「ナイキ女警」
「もう一回変えて」
「ナイキ女警さん」
「もういいわ、負けた」林冰冰は夏天に完全に呆れ果てた。
「警花さん、君の病気がもっとひどくなってるみたいだね」夏天は林冰冰を一瞥して言った。彼が初めて林冰冰を見たときから、彼女が病気だと気づいていた。