夏天が突然現れて唐嫣を驚かせたが、すぐに喜びに変わった。
「どうしてこんなに遅いの?」唐嫣は不満そうに言った。
「ちょっと用事があって」夏天は説明した。
「もういいわ、早く着替えて」唐嫣は夏天に江海大學のユニフォームを投げた。
「面倒くさいな」夏天は不機嫌そうに言ったが、それでも更衣室に向かった。
第3クォーターが終了し、江海大學と川滬大學のスコアは78:98、20点差がついていた。
江海大學の選手たちは一人残らず意気消沈していた。
「姐御、あいつら俺たちのことをよく知ってるみたいだ。完全に抑え込まれちまった」方力は不満そうに言った。
「さっき夏天を見たような気がしたんだけど」薛川は不思議そうに唐嫣を見た。
「うん、私が呼んだの。最後のクォーターで彼と交代するわ」唐嫣は言った。