第320章 伝説の8号棟

「やっと男子が来たわ」先輩の中には感動して泣き出す人もいた。

「そこまでですか?」夏天は困惑して先輩たちを見つめた。

「後輩くん、あなたは私たちの苦労を知らないのよ。私たち二年生の看護系には三千人以上の学生がいるけど、男子はたった十二人なの。平均して二百人以上の女子に対して男子一人という計算よ」その先輩は興奮して話した。

「その比率は確かに驚きですね」夏天は額に汗を流した。

「早く、早く携帯番号、QQ、WeChat、SMN、人人、スリーサイズ、身長など、書けるものは全部書いて!」受付担当の先輩が興奮して言った。

「これも入学手続きの一部なんですか?」夏天は不思議そうに尋ねた。

「うん」全員が同時に頷き、期待に満ちた目で彼を見つめた。

「携帯番号しか持ってないんです。他は使ってないので、携帯番号だけ書かせていただきます」夏天は自分の携帯番号を用紙に記入した。