夏天が指導を続けると言った時、冰心の顔は首元まで真っ赤になった。さらに夏天は広い部屋を取ると言い出した。
「早すぎないかしら?」冰心は恥ずかしそうに言った。
「早くない。君の修行の進みが早いから、内なる力をコントロールする術を必ず身につけてもらわないと。だから指導を続けなければ」夏天は冰心に自分の力を制御させ、むやみに使わないようにしたかった。また、冰心の今の体の状態も確認したかった。
「わかったわ」冰心は唇を噛みながら、妄想が止まらなかった。
夏天が部屋を取って指導を続けると言った時、彼女の頭は完全にショートしていた。
「こんなに早く進展するなんて、私まだ初めてなのに、しかも指導を続けるって...続けるって!!さっきなんで断らなかったんだろう、すぐに承諾しちゃって、軽い女だと思われないかしら。でも本当に彼のことが好きだから、全てを捧げたい」冰心は心の中で葛藤し続け、頭の中はそればかり考えていた。