袋が地面に落ちる寸前、冰川が掴み取った。
その超上忍は冰川と夏天を恨めしそうに見つめていた。そう、先ほどの金光は夏天の金錢飛刀だった。その超上忍は夏天の金錢飛刀がこれほど速いとは思っていなかった。
しかも鋭利無比で、指に触れただけで、彼の指は金錢飛刀によって切断されてしまった。
超上忍の沙比一川はそのまま立ち去った。自分がおしの損をしたことを知っていた。もし報告すれば、明らかに自分がこの二人に負けたことを認めることになる。それは彼が耐えられないことだった。
超上忍として、負けるわけにはいかない。この恨みは必ず晴らさねばならない。
彼は自分がこの二人に負けるとは思っていなかった。この二人がDR10を奪えたのは、不意打ちと自分の油断のせいだと。
超上忍の沙比一川はそう考えていた。