第379章 金刀の威力

国際傭兵たちと各国の達人たちは、島國に物を持ち去られた時、彼らに火力を向けようとしたが、島國は突然三つの箱を投げ出し、探知機で中身を確認できるようになった。

同時に、忍者たちが再び襲いかかってきた。

忍者たちが現れたのを見て、箱の中身が偽物だと分かったが、世界安全機構と国際安全局の人々が到着していたため、偽物を渡すわけにはいかなかった。

つまり、本物はまだ中にあるはずだ。彼らが再び突撃しようとした時、一筋の金光が閃いた。

ブスッ、ブスッ、ブスッ!

最前線にいた三人の首が一瞬で飛んだ。

飛刀だった。

金色の飛刀が、その三人の達人を一合も経たずに首を刎ねた。

「夏天だ」市長は興奮して叫んだ。「全員、我らの戰神について反撃せよ」

香港市の市長は夏天に戰神の称号を与えた。この状況下で、警察たちには士氣が必要で、不敗の精神的支柱が必要だった。夏天は一撃で三人の達人を倒した。

自然と、皆の心に強い印象を残した。

氷の拳!

同時に、別の方向から冰川が一撃で最も近くにいた二人を吹き飛ばした。

「冰川だ」市長はさらに興奮した。「諸君、この方は最年少の少将だ。彼について反撃するぞ」

夏天の飛刀は瞬時に極限まで飛ばされたが、この距離では威力と速度が限られており、数人が夏天の飛刀を避けた。

「本当に避けられたと思うか?」夏天は口角を少し歪め、その時飛刀を左に強く引いた。逃げ切れたと安堵していた者たちの体が、金の糸によって真っ二つに切断された。

飛刀、金色の飛刀、飛ぶ金色の飛刀。

この飛刀は飛ぶことができるのだ。

「これは一体何なんだ、なぜまだ飛び続けるんだ、逃げろ!」飛刀に最も近い数人は死の気配を感じ、すぐに逃げ出した。

冗談じゃない、この悪魔のような飛刀と戦うなんて、自殺行為と変わらない。

「これが所謂達人か?まともに戦える奴はいないのか?」夏天は大声で叫んだ。

ブスッ!

逃げていた者たちの体が切断された。しかしこれは夏天の仕業ではなく、アメリカの改造人間、狼人のものだった。彼は一撃で逃げていた者たちを殺した。「逃げる者は真っ先に殺す」

「自信があるなら、かかってこい」夏天は飛刀を強く引き、狼人に向かって放った。金色の飛刀は空中で舞い、その後ろには金の糸が続いていた。