この時、外にいる薬を飲まされた女たちは既に狂い始めていた。彼女たちは寝転がったかと思えば、飛び跳ねたり、何人かで抱き合ったりしていた。
「おい、薬に問題はないのか?」
「もちろん問題ないさ。すぐに大人しくなるよ。大人しくならなきゃ、俺たちが楽しめないだろう」
「よし、じゃあ始めようぜ」
数人はもう待ちきれない様子だった。
「ねえ、これって本当に違法じゃないの?」夏天は小声で尋ねた。
「もちろん違法じゃないわ。あの女たちは薬を入れるのを見ていたし、同意もしているのよ。要するに合意の上だから、せいぜい不倫や浮気程度よ」古麗靜は小声で答えた。二人とも声を潜めていたのは、外の連中に聞かれるのを恐れてのことだった。
実際、もう少し大きな声で話しても構わなかった。外は元々騒がしく、三人の男たちは女たちに夢中で、細かいことに気を配る余裕などなかったのだから。
夏天は黙って市長にメッセージを送信した。
もはやこの状況を見過ごすことはできなかった。同時に、右手の銀針を投げ、部屋にいた全員を倒した。夏天は彼らの睡穴を突いたのだ。このまま彼らに続けさせれば、どんなことが起こるか分からなかった。
どう考えても、華夏特別行動部の人間として、このような事態を放置するわけにはいかなかった。
彼らが最終的に警察にどう扱われるかは、夏天の関知するところではなかった。
「ねえ、どうして気を失ったの?」古麗靜は不思議そうに尋ねた。
「俺が気絶させた」夏天はようやく自由に話せるようになった。
「なぜ気絶させたの?これは私の仕事なのに」古麗靜は不満そうに夏天を見た。夏天のこの行動は明らかに彼女の仕事を台無しにしていた。今や全員気を失っているのでは、どうやって撮影を続けられるというのか。
「撮ったものは十分だろう」夏天は言った。
「最初から呼ばなければよかった。じゃあ、行きましょう」古麗靜は憂鬱そうに言った。
「ああ、既に警察を呼んでおいた。今なら面倒を避けられるはずだ」夏天はそう言うと、狭いクローゼットから出た。もうあそこにいたくなかった。
今になってようやく、クローゼットに隠れることの不快さが分かった。