学校に戻る途中。
方平はさっき見た戦いの現場を思い返していた。
「非人間、人型RPG!」
これは方平が現場の破壊程度から、宗師の実力を判断したものだった。
「おそらく、知恵があり、歩いたり走ったりでき、気血値が十分なら弾丸が無限の RPG を追加すべきだ!」
宗師の単体破壊力はミサイルや核爆弾には及ばないかもしれない。
しかし殺傷力で言えば、どちらが大きいかは一概に言えない!
ミサイルや核爆弾はただのモノだ。防御工事をしっかりすれば、攻撃を受けても必ずしも死ぬわけではない。
閉鎖された都市がミサイルで攻撃されても、必ずしも全滅するわけではない。
しかし閉鎖された都市に、宗師のような人型RPGを放り込んだら、気血の消耗を考慮しなければ、全市民を殺すことも可能だ。
しかも逃げるのも難しい!
それに、彼が見たのが全ての力だとは限らない。
二人の宗師は企業の経営範囲のためにちょっと切磋琢磨しただけだ。
これは生死を賭けた戦いではない。切磋琢磨でどれだけの力を使ったのか、誰にもわからない。
もしかしたら、本当に生死の瀬戸際に立たされたら、彼らはさらに強大な破壊力を発揮できるかもしれない!
そう考えると、方平は突然罵り始めた。「くそったれ黃斌!」
黃斌を罵ったのは、この男が方平の武士に対する印象を誤って導いたからだ。
二品巔峰武者が、彼の数本の麻酔藥でやられてしまった。
あの日々、方平は本当に武士なんてたいしたことないと思っていた。
少なくとも、下位三級武道家も普通の人間に過ぎないと。
しかしさっき、あのおバカな劉大力が、いとも簡単に、一掌で青石を砕き、以前は素手で弾丸を受け止めたこともあるという。
これがまだ人間なのか?
方平が下位三級武道家を全て黃斌のような人物として扱っていたら、将来どう死ぬかさえわからないだろう。
もし黃斌が泉下で知ることができたら、この時点で幽霊になっても方平を許さないだろう!
……
午後。
二人の宗師の戦いの動画は、依然として皆の議論の的だった。