二日後、方平は王金洋から送られてきた強身液と指導DVDを受け取った。
今回は前回のように適当ではなく、荷物を届けた配達員は方平の身分証明書や携帯電話番号など、厳密に身元を確認した。
その後、慎重に荷物を方平に手渡した。
3本の強身液は、透明な人工クリスタルボトルに入っており、各ボトルは約100mlだった。
詳細な使用説明書が付属していた...
実際には数行の説明だけで、入浴時に水に注ぐだけでよく、水との希釈比率も記載されていた。
もちろん、入浴時以外でも使用可能で、外用塗布も適していたが、全身に均一に塗るのは難しいため、入浴時の使用がより適していた。
液体と言っても、より粘性のあるゲル状だった。
1本で10回分使用でき、使用期限はなく、肉体の強度が気血の強度に追いつかないと感じたときに使用すればよかった。
強身液のことについて、方平は詳しく見なかった。
この時、方平が興味を持っていたのは戰法の修練指導だった。
二日前、王金洋がDVDを送ると言ったので、方平はそのための準備としてパソコンを購入していた。
...
観湖苑。
この数日間、両親はまだ正式に引っ越していなかったが、方平と方圓はすでに新居に住んでいた。
兄妹は夕食時だけ実家に戻り、夜は新居で寝ていた。
李玉英は午後に時間があれば掃除に来ていたが、まだ新居で本格的な料理は始めていなかった。
息子と娘がまだ引っ越す前に住み始めたことに、李玉英もどうすることもできなかった。
方平は新居にトレーニング器具があるので、そこで修練すると言った。
娘は方平が家にいないと一人で怖いので、方平と一緒に住んで、ついでに兄の面倒を見ると言った。
方平の言い分はまだ信じられたが、方圓が方平の面倒を見るというのは、少なくとも李玉英も方平本人も感じ取れなかった。
2階の書斎。
DVDを挿入し、プレーヤーを起動した。
すぐに、数本のビデオソフトがスクリーンに表示された。
『基礎拳法修練指導ビデオ』
『基礎脚法修練指導ビデオ』
『刀術専修』
『棍術専修』
『個人修練の疑問点概要』
...
さまざまなものがあり、全部で10本以上のビデオ目録があった。