方平と方圓がしばらく笑い合って過ごした後、時間もだいぶ遅くなっていた。
戰法の修練を試してみたばかりで、方平は全身汗だくになっていた。シャワーを浴びようと思ったが、突然強身液のことを思い出した。
修練の後、全身がリラックスしているこの時に強身液を使うのがちょうどいい。
そう思い、方平は強身液の瓶を手に取ってバスルームに向かった。
方圓は彼がクリスタルボトルのようなものを持ってバスルームに入るのを見て、つい思わず、方平は以前より美意識が高くなったなと思った。
以前の方平は化粧品を使わなかったし、ボディソープなども使わなかった。
今は入浴時に、わざわざ新しい入浴用品を買っている。パッケージを見ただけで高価なものだとわかる。
……
方平はバスルームに入りながら、手のクリスタルボトルを弄んでいた。
これは、王さんが3本で50万を彼から受け取ったものだ。
方平は物価をよく知らないし、王金洋がどれくらいの金額で手に入れたのかも分からない。
しかし方平は一つだけ知っている。王さんは彼をだましていない。どころか、友情価格で譲ってくれたのだ。
時々、方平は自分が鑑定士になれるのではないかと感じる。
これまでの方平のパネルデータは:
財產:4606000
気血:162カード
精神:180ヘク
そして今、データに変化が起きた:
財產:4706000
気血:155カード(162カード)
精神:176ヘク(180ヘク)
財富値が10万増加した!
方平のシステムに対する理解によると、今回の強身液の購入で10万の差額を儲けたということだ。
3本の強身液に50万使ったが、システムの評価額は60万だった。
以前の丹薬は、通常市場価格の3分の2で評価されていた。3本の強身液の市場価格はおそらく90万に達し、1本30万だろう。
王金洋は彼から50万しか受け取らなかった。システムの評価額よりも低い。
データの変化を見て、方平は軽く笑って言った。「やっぱり、差額は補填されるんだな。」