次の数日間、方平は東奔西走した。
店舗の賃貸、オフィスの賃貸の交渉をした。
わずか30平方メートルの小さな店舗で、しかも繁華街の好立地ではないのに、家主は月9000元を要求してきた。一年分の家賃を一括で支払えば少し安くなり、年間10万元だった。
方平は5つの配送拠点を計画しており、これだけで50万元の出費になる。
オフィスの賃料も高かった。方平が選んだのは魔都武大からそう遠くない古いビジネスビルだった。
立地はあまり良くないが、方平は立地にこだわっていなかった。
200平方メートルのオフィスで、1平方メートルあたり1日3元、月額賃料は1万8千元、年払いならさらに安くなり、年間20万元だった。
賃料については、方平が「臨時武道証」を提示すると、各社が少し値引きしてくれ、年払いも半年払いに変更された。しかし、半年でも30万元かかる。
いくつかの会社は内装のための無料期間を設けており、9月1日から正式に課金される。
内装については、方平はあまり手を加えるつもりはなく、棚を買い、コンピューターを購入し、配線を再設定し、いくつかの資材を購入する程度だった。
フランチャイズという口実で、いくつかの大手企業の状況を尋ねたところ、合わせて約20万元の出費になりそうだった。
合計すると、店舗と資材費だけで50万元以上かかる。
早期開業を目指すなら、従業員に自前の車両を持ち込んでもらうわけにはいかず、自社で車両を購入する必要がある。
50台の車両を購入すると、安くても20万元近くかかる。
その他、毎月の水道光熱費、電話代、燃料費、給与を合わせると30万元以上になる。
さらに登録費用、開業費用、宣伝費用を加えると、数万元の出費になる。
運転資金も準備しなければならない。
……
8月15日までに、方平は初期の準備を整え、予備資金を確保し、今後1ヶ月分の給与と経費を計算すると、総額は110万元にも達していた!
これは彼が頻繁に「臨時武道証」を使用した結果でもあった。
同時に、フランチャイズ費用がないことの結果でもあった。
彼の状況では、フランチャイズ費用は少なくとも年間数十万元はかかるはずだった。