第137章 他校の武道科学生

11月17日。

  方平一隊は、再び任務の目標を見つけた。

  方平に従う趙青たちは、まだ戦闘に参加していなかったが、方平の姿が変化し、つま先が瞬時に信じられないような角度で相手の喉を突いたのを目撃した。

  「ゴク……」

  「バン!」

  瞬く間に、彼らは前にいた一級の極みの武者が倒れて痙攣するのを見た。

  趙青は顔色を変え、小声で言った。「隊長、あなた……」

  「最近少し進歩したんだ。」

  方平は淡々と言ったが、趙青たちにとっては、これは少しの進歩どころではなかった。

  方平の実力は特訓班では常に強い部類に入っていた。

  しかし以前は、方平が一級の極みの武者と対峙した時、しばらく戦い、さらに彼らの援護が必要で、やっと戦闘を終わらせることができた。

  今や、完全に異なっていた。

  一級の極みの武者と対峙して、ほぼ一撃で倒すような感じだった。もしかしたら、今回の目標の実力が弱かったせいかもしれない。

  方平はそれ以上何も言わなかった。彼らに同行していた指導教官がすぐに現場に現れた。

  しばらく観察した後、方平を見て、珍しく笑みを浮かべて言った。「決断力のある一撃で、一発で命を奪った。新人王の称号は、今こそ名実ともに相応しいものになったな。」

  方平は何も言わなかった。これは命と引き換えに得たものだった。

  2日から始まり、今まで半月の間に、彼は合計7つの任務を受けた。そのうち3回は生け捕りで、残りの4回は殺害だった。

  半月の間に、自らの手で4人の武者を殺した。

  学校でのあの一回を加えると、入学してからわずか3ヶ月足らずで、彼の手にかかった武者はすでに6人にも達していた!

  これは上武道大學に入学する前の方平には想像もできなかったことだった。

  これほどの経験を重ねるうちに、方平の心の在り方が少しずつ変化し、戦闘スタイルも絶えず変化していった。

  最初の恐れと躊躇から、今では慣れっこになり、出手は簡潔かつ冷酷になり、任務ごとに明らかな変化が見られた。

  五段の指導教官は一言言った後、続けて言った。「今回の任務は、方平が60%、他の者たちで残りを均等に分ける。」