昼時、方平たちが食堂に向かう際、再びあの一行と遭遇した。
方平が彼らを観察している間、彼らも方平三人を観察していた。
両者が目を合わせると、方平が率先して誘いかけた。「一緒にどうですか?」
「いいですね!」
先頭の人物も素直に答えた。双方ともに相手の身分と目的をおおよそ判断し、衝突を避けるため、この時点で事前に話し合うのが最良だと考えたのだろう。
……
数分後、食堂の個室にて。
入室するや否や、相手が口を開いた。「武大の?」
「はい、魔武の新入生です。」
「なるほど!」
先頭の青年が笑いながら、自己紹介した。「私は東吳武大の王懷謹です。新入生です。」
方平はすぐに名乗らず、好奇心から尋ねた。「皆さんも東吳武大の方ですか?」
東吳武大について方平も知っていた。実力はそれほど強くないが、もちろん南江武大よりは少し強い。
南江武大は王金洋が出なければ、武大の中でそれほど有名ではなかった。
しかし、それでも東吳武大がこの学年で6人も新入生武士を出せるのか?
しかも、これが全部なのか?
王懷謹は首を振って言った。「いいえ、彼らの中には東吳工大の者もいれば、東吳大學の者もいます……」
王懷謹の説明によると、6人は東吳の三つの武大からそれぞれ来ているという。
王懷謹は話好きなようで、あるいはこれらが大きな秘密ではないと知っていたのか、方平に状況を説明した。
現在、多くの省の武大が手を組んでいるという。
各武道科学校の特訓クラスは時々一緒に訓練し、任務を遂行することがある。
東吳の三つの武大もそうで、集中訓練を行っており、王懷謹のこのチームはその一つだという。
相手が率直に話したので、方平三人も自己紹介をし、お互いに初歩的な理解を得た。
王懷謹は三人をしばらく見つめ、少し感慨深げに言った。「魔都武大は違いますね。あなたたち三人、恐らく皆私より強いでしょう……」
「そんなことはありません。みんな一級です。」
方平は社交辞令を言いつつ、さらに探りを入れた。「東吳の武大の新入生は、武士が多いのですか?」