第156章 闘技場の上、生死を分けるのみ!(一顿大餐盟主のための加筆1/3)

台上で、韓旭が先に登場した。

  韓旭は手に長槍を持っており、方平は思わず傅昌鼎の方を見た。

  唐松廷は小声で嘲笑って言った。「ある人は韓旭のファンで、3年間押さえつけられていた……」

  「黙れ!」

  傅昌鼎の顔色はあまり良くなく、軽く鼻を鳴らして言った。「槍を使う奴は多いんだ、武器なんてたかが知れてる!」

  方平たちは顔を見合わせたが、誰も彼を打ちのめすようなことは言わなかった。

  おそらく唐松廷の言う通り、長い間押さえつけられていたため、傅昌鼎は無意識のうちに相手を真似ていたのだろう。

  すぐに、孫明宇も台に上がった。

  孫明宇は意外にも長柄斧を使っており、これは方平を驚かせた。彼自身もこれを使おうと考えたことがあり、テレビに出てくる三板斧の程さんのようなものだった。

  しかし後に李さんが刀を勧めたので、彼も強くは主張しなかった。

  まさか孫明宇が長柄斧を使うとは思わなかった。

  ……

  台の上で。

  韓旭は一糸乱れぬ様子で、非常に真剣に礼をして言った。「京都武大、韓旭!」

  「武道大學連盟、孫明宇!」

  この時、審判が場にいた。審判は方平が知っている人で、魔武のある指導者で、五段の実力を持っていた。

  台下の観客たちも皆真剣に試合を見始めた。

  「始め!」

  審判は余計なことを言わず、二人が礼を終えるとすぐに大声で試合開始を告げた!

  二人はほぼ同時に動き出した!

  孫明宇の両腕が瞬時に太くなり、長柄斧が稲妻のように振り下ろされた!

  一方、韓旭の対応は槍を出すのではなく……空中に跳び上がった!

  この一跳びで、韓旭は直接2~3メートルの高さまで跳び上がった!

  方平たちはほぼ韓旭と目線を合わせることができた。

  空中に跳び上がった韓旭は、空中で数歩踏み、孫明宇が振り下ろしてきた長斧を飛び越え、そして稲妻のように素早く下に槍を突き出した!

  「取るに足らぬ技だ!」

  孫明宇は怒鳴り声を上げ、すでに振り下ろそうとしていた長斧を突然引き戻した!