第155章 最初の戦い

「この40人の若き武士たちの中から、今後10年から20年の間に、間違いなく華國の各界で活躍し、風雲児となる者が現れるでしょう!」

  劉華榮はこのように評価し、誰もそれに異議を唱えなかった。

  1年間の武大のエリートたちの中から、何人かが頭角を現すのは必然だった。

  「それでは、4人の隊長に前に出てきていただきます!」

  方平、韓旭、魏斌、孫明宇の4人が前に進み出た。

  「明日は第一回戦で、当日2回戦が行われます!勝者グループと敗者グループに分かれます。

  今日の開会式のもう一つの重要な目的は、くじ引きで対戦相手を選ぶことです!」

  劉華榮はそう言って、大声で続けた。「ここで教育部副部長の張北浩部長に、くじ引きの進行をお願いします!」

  宗師にくじ引きを主催させるのは、一つには皆がこの試合をいかに重視しているかを示すためだ。

  もう一つは、絶対的な公平さを示すためだ。誰も宗師強者の目の前で不正をすることはできない。他の宗師でさえもだ!

  また、武大はすべて教育部の管轄下にあるため、この宗師級の副部長が主催することに、各武大も異議を唱えることはないだろう。

  ……

  「京武でないことを願う」

  2階で、唐峰が呟いた。

  武大連盟と当たったとしても、唐峰はそれほど心配していなかった。

  魔武と京武が長年にわたって第一位と第二位を維持できているのは、それなりの自信があるからだ。

  皆が最優秀な天才たちだ。普通の武大が彼らと同じように資源を惜しみなく供給したとしても、天才は天才なのだ。

  彼らが時間を無駄にしていないのと同じように、魔武と京武の天才たちも時間を無駄にしていない。

  もともと彼らよりリードしていたのだから、半年以内でも引き続きリードし続けるだろう。極めて稀な、まだ発掘されていない天才武者を除いては。

  武大連盟が二人の二品を出したが、彼らが二品に修練するのにどれだけの時間がかかったことか!

  戰法を修練する時間はあるのか?

  任務を遂行する時間はあるのか?