エネルギー室は現代的な雰囲気に満ちていた。
エネルギー室に入るとすぐに、方平は自分が宇宙船に入ったかのような感覚を覚えた。
「室」と言っているが、実際にはエネルギー室は巨大な密閉型の建物で、方平と呂鳳柔が入ったのは共用エリアに過ぎず、内部はさらに小さな部屋に分かれていた。
呂鳳柔は急いで入ろうとはせず、適当な場所に座って口を開いた。「三級頂点武者の実力を、秦鳳青が少し見せてくれたけど、どう感じた?」
「タフだ!」
呂鳳柔は一瞬呆然とし、少し言葉を失った。
しかし、タフなのは事実で、一二級武者と比べて、三級頂点の武者は防御力が極めて高い。
「それも一つの見方ね」
呂鳳柔は軽く頷いて言った。「三級武道家は、脳以外の全身の骨格、経絡、気血が一体となって通じ合っている。あなたは二級極限だから、全身の気血を動員して一箇所に集中させるのは難しい。
でも三級になると、それがとても簡単になる。
さらに、これまでの四肢の骨は分散していて、力はそれほど強くなく、ただ特定の部位の強さを個別に表現しているだけだった。
三級頂点になると、全体的な強さになる。
同じ気血の爆発でも、あなたが二級境界で200カードの気血を爆発させるとき、三級境界でも200カードの気血を爆発させなければ対抗できないと思っているかもしれない?」
方平は少し呆然としてから、疑問を呈した。「つまり、どういうことですか?」
「とてもシンプルな理屈よ。3歳の子供でも、気血は十分にある。100カードまでは行かなくても、90カード以上はあるわ。
気血は、血液の量ではないということを理解しなければならない。
3歳の子供が全力を出したとして、気血爆発の理論によれば、彼が爆発させる気血は、おそらく5カード近くになるでしょう。
では聞くけど、あなたが5カードの気血を爆発させる技を使って、その子供とぶつかったら、結果はどうなると思う?」
「肉みそだ!」
方平は歯を見せて笑った。それが結果だ。
「わかったならいいわ。一二級では、この差がそれほど明確に現れない。なぜかわかる?」