3月27日。
魔武南区、3号棟。
これは方平が初めて3号棟に足を踏み入れる機会だった。
ここには戦法室、エネルギー室、気血の池、重力室などがある……
修行には絶好の場所だ。
重要なのは単位が必要なことだが、方平の修練速度はずっと遅くなかったので、以前はここに来ることを考えていなかった。
1階のロビーに入るや否や、方平は熱烈な歓迎とは何かを感じた!
「ヒュッ」という音とともに、一振りの長剣が方平に向かって飛んできた!
方平は驚いて急いで避けた。
この時、ロビーには人がいないわけではなく、むしろ多くの人がいて、方平が想像していた静かな雰囲気とは全く異なっていた。
誰が自分を「歓迎」しているのか考える暇もなく、方平は聞き覚えのある声を聞いた。
「かかってこい!俺は今日一人で十人と戦うぞ!」
「不服なら一緒に来い!」
「弱者の集まりが、俺に逆らうとは、死にたいのか!」
「バン!」
「……」
話が終わるや否や、方平は再び急いで避けた。先ほど剣が飛んできたが、今度は人が飛んできた。
一人の影が飛ばされて、方平の目の前に落ちた。
その人は方平を見もせずに素早く立ち上がり、怒鳴った。「秦鳳青、人をなめすぎだ!」
「弱者に文句を言う資格はない!」
「このクソ野郎、お前が強いと思ってるのか、みんなで行くぞ!」
「……」
方平は群衆の中に入り込み、しばらく押し合いへし合いした後、頭を伸ばして覗き込んだ。秦鳳青は七、八人の武士と戦っていた。
「兄弟、何が起こってるんだ?」
方平は隣にいる傍観者の一人の肩をたたき、少し好奇心を抑えきれずに尋ねた。
傍観者はニヤニヤしながら言った。「秦鳳青が三級頂点に突破したんだ。突破するやいなや大口を叩き始めて、三品では誰も敵わないって言い出した。
それで聞いていた人が腹を立てて、少し口答えしたんだ……
すると秦鳳青は二言目には言わずに、一発で相手の門歯を吹っ飛ばした……今は集団リンチにあってるわけだ。」
「これは……こいつはそんなに傲慢なのか?」