第235章 地下迷宮に入る

門のところにも、武士の警備がいた。

　　方平の行動に対して、誰も制止しなかった。

　　門口の警備は人数が少なく、わずか二人で、年齢はどちらも若くなかった。

　　その中の一人の中年の武士は、眉間から口角にかけて長い傷跡があった。

　　方平が門に触れてぼんやりしているのを見て、凶悪そうな傷跡の中年は、今では爽やかに笑いながら言った。「坊や、持ち帰りたいのかい？」

　　「ええ！」

　　方平は実に痛快に答えた。

　　傷跡面はまた笑い出し、冗談めかして言った。「欲しいなら頑張るんだな。いつか魔都地窟が平定されたら、この門も用済みになる。その時は一緒に門を解体しようじゃないか。」

　　方平はそれを聞いて、にっこり笑って言った。「その時には、もうこの門に興味がないかもしれませんね。」

　　「はははは...」

　　二人の門番の武士は大笑いし、しばらく笑ってから唐峰に言った。「みんな未来の中核となる人材だ。大ライオンよ、中に入ったら気をつけろよ。」

　　「教えてもらう必要はない。」唐峰の口調はあまり友好的ではなかった。俺の生徒たちがいるのに、なんて呼び方だ！

　　門番の二人は気にする様子もなく、傷跡面は笑いながら言った。「ここから入って、ここから帰ってくるんだ。生きて帰ってこいよ。

　　老いた世代や我々の世代が死んでも仕方ないが、お前たちはまだ若い。

　　ひよっこども、たぶん人生を楽しむ暇もなかったんだろう？女はいるのか？男はいるのか？

　　教えてやるが、その味は...最高だぞ。こんな早く死ぬなよ...」

　　「劉相彭！」

　　唐峰は眉をひそめて叱責した。

　　傷跡面は鼻で笑って言った。「なんだよ？武士がいつから坊主になったんだ？坊主だって嫁さんをもらうぞ。どうした、俺の言ってることが間違ってるか？」

　　「黙れ！早く、我々を中に入れろ。」

　　劉相彭はくすくす笑いながら、本題を邪魔しないようにして、再び証明書の確認を始めた。

　　口では説明しながら言った。「初めてだな。次回からはお前たちを覚えているから、確認する必要はない。

　　二品武士が多いな、魔武は底をはたいたのか？