6月15日。
月曜日。
この日は、方平が契約を締結しに行く日であるだけでなく、大学入試の一般教養の成績が発表され、各武大が合格基準を公表する日でもあった。
08年、魔武の募集人数は1580人で、最低合格基準は気血130カード、一般教養620点以上だった。
09年、魔武は募集人数を増やし2000人となったが、基準は下がるどころか、むしろ少し上がり、最低気血基準は132カードとなった。
……
朝、学校を出ると、今年の募集に関する学生たちの議論が聞こえてきて、方平も感慨深かった。
去年のこの時期、彼もどの武大に出願するか頭を悩ませていた。
あっという間に、自分は三品になっていた。
「もうしばらくすると、2000人の学生が入学するが、今年は驚くべき天才武者がいるのだろうか。」
方平は独り言を言いながら、ゆっくりと校門を出た。
魔武は、本当にますます寂しくなっていた。
4年生たちは、今ではほとんどが学校を離れており、残っている少数の人々は、十中八九、魔武の助教として残る予定だった。魔武では、大学は4年間だけで、さらなる進学はない。
唯一の残る機会は、助教になるか、直接講師になることだが、助教は三級武道家でも可能だが、講師は最低でも四級が必要で、ほとんどの講師は実際、三級から始める。
本当の四級卒業生は、むしろ学校に残る人は少なく、政府や軍部、教育部に行ったり、各地方で職に就くのが普通だった。
道中、方平の携帯が鳴った。
電話に出ると、方圓が甘えた声で言った。「お兄ちゃん、明日本当に帰ってこれるの?」
17日、方圓は中学校の入学試験を受ける予定だった。
明日帰れなければ、方平はおそらく帰らないだろう。
方平は思わず笑って言った。「たぶん大丈夫だよ。今日手元の仕事を片付けて、終わったら自分で車を運転して帰るから、すぐだよ。」
「本当?」
「もちろん本当さ。ゆっくり休んで、試験が近いんだから、変なことばかり考えないでね。」
方圓の中学校入試の成績については、方平は実はそれほど気にしていなかった。