借金を返済し終えて、方平の手元には約800万の現金が残っていた。
明日また陽城に戻らなければならないことを思い出し、方平は後勤部に行って、回命丹を一つ購入する準備をした。
実際のところ、今の彼は後勤部に行こうが行くまいが構わなかった。
しかし方平は李じいさんとおしゃべりするのが好きで、李じいさんが時々話すことは、方平にとってとても役立つものだった。
……
後勤部。
方平は600万を使って回命丹を一つ購入した。言うまでもなく、これは驚くほど高価なものだった。
しかし回命丹は内臓の傷の回復力が極めて強く、前回方平が大伝教に一撃を食らって重傷を負い、内臓にダメージを受けたとき、一つの丹薬を飲むだけですぐに元気になった。
陳雲曦については、交流試合の期間中に一級武者に少し傷つけられただけで、回命丹を一つ飲んでしまった。お金持ちのわがままだと、方平は他に言うことがなかった。
「地下迷宮に入ったら、最初は利益を得ようとするな。」
李じいさんは最近退屈すぎて元気が出ないようで、どこからか長い煙管を手に入れて、雲を吐き出す生活を始めていた。
煙管を吸いながら、李じいさんは忠告した。「初めて下りるときは、環境に慣れることが主だ。後で機会はいくらでもある。」
「できるだけ隊から離れるな。」
「血気丸をたくさん用意しておけ。これらは値段が高くないが、地下迷宮では、エネルギー鉱山を持っていない限り、生食しか食べられない。血気丸は安くて、お腹も満たせるし、かなり良いものだ。私のところにフルーツ味の血気丸があるが、買わないか?」
方平は呆れた顔をした。今や丹薬会社はますます人間味を帯びてきて、味の面でも改良を始めたようだ。
「結構です。おじいさんが自分で食べてください。」
李じいさんは気にせず、煙を吐きながら満足げに言った。「もちろん、地下迷宮にも良いものはある。
地下迷宮にもさまざまな食べ物があり、果物の味が最高だ。機会があれば、私に果物を持ち帰ってくれ。しばらく食べていないんだ。」
「はい、見つけたらおじいさんのために取っておきます。」