方平が李じいさんに『金剛拳』の修練の細かい点について教えを請いに行った時、武大の戦力ランキングが再び更新された。
7月1日、ランキングが更新された。
前回からわずか1ヶ月しか経っていないのに、ランキングには極めて大きな変化が現れた。
武大の三級戦力ランキングで、方平は最速で上位にランクインした。
「凌依依、京武大学2年生、20歳、三級頂點武者。
ランキング:第1位。
最高戦績:四級頂點武者と単独戦、四級上級武者1人を陣で斬る。」
「秦鳳青、魔武大学3年生、21歳、三級頂點武者。
ランキング:第2位。
最高戦績:万軍の中から、四級上級武者1人を強襲して殺害。」
「方平、魔武大学1年生、19歳、三品上級武者。
ランキング:第3位。
最高戦績:六品強者の手から逃げ延びる、五級強者を計略で殺害、四品中段武者1人を陣で斬る、四品初段武者数人。」
上位3人の戦績を見ると、実際には方平の戦績が最強で、五品も殺している。もちろん、これは方平自身の言い分で、後に計略で殺したと言い、皆もそれを認めた。
しかし、方平が斬殺した武者のうち、四級の者はほとんどが初段で、唯一の中段武者は、彼が単独で斬殺した、任務中に斬った速度が極めて速かった武者で、彼は四品中段だった。
京武の凌依依が単独で四級頂點武者と戦ったのは、戦闘を指しており、方平の逃走とは異なる。
秦鳳青は今回の守城戦で、最後に爆発的な力を発揮し、単独で四級上級武者1人を斬殺した。
秦鳳青と凌依依のどちらが強いか、1位と2位の判断は実際難しいが、凌依依は2年生で、秦鳳青は3年生で1歳年上なので、2位に順位付けられた。
以前のランキング上位者たちは、四級に突破したか、卒業してランキングに入らなくなった。
方平が上位3位に入ったのも、驚くほど速かった。
魔武の謝磊は現在18位で、方平より少し下だ。
また、梁峰華もランキングに載っており、12位。葉擎も載っており、44位だ。
これは武大の戦力ランキングだ。
李じいさんのところで、方平は三品全体のランキングを見た。
……
「お前は9位だ。」
方平は首を振って言った。「俺の戦績が一番強いだろ、六品でさえ俺を殺せなかったんだぞ……」