9月1日、火曜日、新入生の入学日。
校門の外では、大勢の学生と保護者が集まっていた。
校門の中で、方平は鋭い眼差しで規律検査部の部長である葉擎を見つめ、歯を食いしばって言った。「先輩、修行に戻るべきですよ!」
葉擎は冷静に答えた。「まずは罰金を払いなさい。」
「お金がないんです...」
方平は彼がまだ自分を見つめているのを見て、少し困惑し、しばらくしてから言った。「じゃあ、秦鳳青が戻ってくるまで待って、彼から取り立てるのはどうですか?彼はまだ私に1000万借りているんです。それを罰金として支払ったことにしましょう、いいですか?
1000万あれば、この広場全体を何度も改修できますよ!」
「支払いの遅延は認められません!」
葉擎は真剣に言った。「あなたは部長だ。あなたが率先して支払いを遅らせれば、他の人も真似をする。みんな武士なんだ。そうなったら、これからは学校にいられなくなるぞ。」
人間離れした武士たちの集まりで、何の規制もなければ、喧嘩や乱闘が絶えず、魔武はすぐに崩壊してしまうだろう。
罰金が少なすぎても駄目だ。少なければ、これらの金持ちは気にも留めない。
だから、魔武では公共物の破壊には重い罰金が科せられる!
方平が歩いて来た道のりで、数百枚の床板を踏み壊した。規律検査部は方平に1500万という法外な罰金を科した!
方平はため息をつき、今では歩くのも慎重になっていた。そうしないと、うっかりすると地面に穴が開いてしまう。
学校の内部検査や規律維持は、すべて規律検査部の責任だ。
今、葉擎部長が直接罰金を取り立てに来て、方平は少し困っていた。冗談じゃない、1500万だぞ!
1500万あれば、どれだけの丹薬や武器が買えることか。
「先輩、私は支払いを遅らせているわけじゃありません。秦鳳青が私に1000万借りていて、それから...その宋盈吉先生も私に500万近く借りています。その債権を回収してきて、罰金として認めてください。いいでしょう?」
葉擎はただ彼を見つめ、何も言わなかった。
「先輩、新入生の入学日ですよ。みんな見ています。こんな時に債権取り立ては良くないでしょう?」
「じゃあ、事務所から今月の500単位を差し引いて相殺しよう。ちょうどいいな。」
方平は血を吐きそうになった。なぜそんなに真剣なんだ?