第1グラウンド。
方平は壇上に立ち、感慨深げな表情で言った。「やっと院長や校長の気持ちが分かった気がするよ。」
以前は、彼はグラウンドに立っていただけで、壇上に立つ機会なんてなかった。
今や、農奴が歌を歌うように、風水も巡り巡って、ようやく彼の番が来たのだ。
他の人たちは少し困惑気味だった。早く本題に入ってくれないか、みんなはお前の威張る姿を見に来たわけじゃない。
……
壇下。
新入生たちが小声で議論していた。
「あれは方平さん?」
「そう、三品第一の武士だよ……」
「違うよ、今朝戰力ランキングが更新されて、方平さんはランキングにいなくなったんだ。それに、今日四品ランキングも更新されたけど、見た?」
「いつ更新されたの?」
「8時だよ。」
「方平さんはもう三品第一じゃないの?誰かに押し出されたの?」
「違う、三品ランキングに方平さんはいなくなった。たぶん四品に上がったんだろうけど、四品ランキングにも彼はいない……」
四品ランキングの話題になると、以前ランキングを見た新入生が首を振って言った。「四品ランキングが出たけど、ほとんど知らない人ばかりだった。魔武から3人ランクインしたけど、全員指導教官で、学生はいなかった。
他の武大もほぼ同じで、指導教官すらランクインしていない武大もあるよ。
京武の方は、学生が1人ランクインしたけど……」
四品ランキングが出ると、もはや学生たちの主役の座ではなくなった。
各地の提督、軍部の都統、武大指導教官、これらの人々がランクインの主力で、宗派界でさえほとんどランクインしていなかった。
全国の武大學生で、ランクインしたのはたった2人。
1人は京武の李寒松、もう1人は南武の王金洋だ。
李寒松は頭蓋骨が生まれつき精鍊されており、頭蓋骨が強いということは弱点が少なく、体質がより強く、気血もより強いということだ。そのため、四級最上位の李寒松がランクインした。
王金洋は、骨髄が玉質化しているからだ。これも非常に大きな利点だ。
さらに王金洋は南武の宣伝のために、自身が四級最上位であることを積極的に公表し、ランキングに入った。
三大軍校では、姚成軍だけがランクインした。
軍校と武大を合わせて102校あるのに、結果としてたった3人の学生がランクインし、その価値も非常に高くなっている。