第292章 精神力検査(茶葉蛋を食べるさん盟主のための追加更新2/3)

9月5日、土曜日。

魔都の天気は変わりやすく、昨日まで晴れていたのに、今、窓の外では小雨がしとしとと降り始めた。

武道社の建物の下では、掃除をしている新入生たちが、掃き掃除をしながら罵声を浴びせていた。

「方平はほんとに最悪だ!」

「以前はこんなことなかったのに、俺たちの学年は運が悪すぎる。あいつが武道部部長になるなんて。」

「そうだよ。兄貴も昔魔武にいたけど、その頃はずっと楽だったって。今じゃ、寮も自分で挑戦して選ばなきゃいけないし、学校の掃除も俺たちがやらされる。おまけに、唾を吐いただけで見つかったら罰金だ。一発で何万もとられる、強盗じゃないか!最悪なのは、一段にならないと指導教官もつかないってことだ。」

「黙れよ、もっと罰せられたいのか?すぐそこにいるんだぞ。」

みんな口を閉ざし、恐る恐る上の階を見上げた。

魔武で数日過ごすうちに、みんな諦めていた。

彼らの学年は不運だった。信頼できない武道部部長に出会ってしまったのだ。今や指導教官たちは関与せず、大小の事柄すべてが武道部の仕事になっていた。

...

階下の議論を耳にしながら、方平は軽く笑って言った。「あいつらの名前をリストに載せろ。これからは武道部の掃除は彼らの仕事だ。最低でも1ヶ月間、次の自殺志願者が見つかるまでは彼らの担当だ。」

陳雲曦は階下の数人を同情的に見た。自ら死を求めているようなものだ。

数階の高さで、こんなに静かな環境で、四級武道家が聞こえないはずがない。

方平はその話題を続けず、尋ねた。「単位は売れたか?」

武道部の部長として、方平は今や自ら売り歩くような恥ずかしいことはしない。

そういった仕事は他の人に任せればいい。

武道部の事務室は部長である彼のためにあるのだから、陳雲曦がどう処理したかは気にしない。売れればそれでいい。

「売れました。」

陳雲曦は少し気まずそうに言った。それは売るというより、方平の言葉を借りれば「魔武新入生支援基金委員会」の友好的な援助だった。

学校の交換レートよりも低い価格で、お金持ちの新入生たちに割引を提供する。

お金のない学生は交換しないだろう。

4600単位は多いようで少ない。

約2000人の学生のうち、お金を払って単位を買いたい人はそれなりにいる。数十人で交換し終わるだろう。