南江総督府。
張定南は忙しさにまぎれて、方平が訪ねてきたことを知ると、少し時間を割いて方平を迎え入れた。
……
総督オフィス。
張定南は眉を少し上げ、淡々と笑いながら言った。「面白いね、精気神が一つになったか!」
三級の勢いは、張定南から見れば大したことではない。
いわゆる無敵の勢いを、彼ら宗師たちはより好んで精気神合一の状態と呼ぶ。
方平のような三級武道家は、自身の精気神を積極的にコントロールすることができず、六級の強者でさえ難しい。
だから彼らは戦いを通じて、みんなの認めを得て、自身の信念によって、最終的にこの状態を生み出す必要がある。
同じレベルの者たちが皆、あなたが一番だと感じるまで戦い、全員があなたを認めれば、あなたは同レベルで無敵となる。
方平は凌依依と戦い終えて、それを達成したのか?
「方平、宗師への道が、お前に開かれたな。」
張定南は笑い出した。その笑みには少し悪意が込められていた。
方平は彼を直視せず、その悪意のある笑みも見なかった。代わりに疑問を呈した。「三級無敵で、宗師への道が開かれるんですか?」
「三級無敵だけでは何も意味がない。無敵を目指す目的は何だ?精気神合一のためだ。分かるか?
無敵の状態を追求することは、自身の円満を追求することだ。
お前の先生も、この状態を追求している。彼女は六級全てを打ち負かし、真の無敵になって、心の中の障害を乗り越えようとしている。
彼女には心理的な障害がある。非常に大きな障害だ。
だから、彼女が自力で合一を達成するのは難しい、極めて難しい!
全ての人に認められ、自分自身も認めて初めて、近道を歩み、この頂点に達し、宗師になれるのだ。
もちろん、道は千万にあり、これが唯一の道ではない。宗師全てが無敵の道を歩む必要はない。
お前の先生は、六級全てを打ち負かして無敵になりたいようだが、それは難しいだろう。彼女が障害を克服し、雑念を捨て、自身が合一して宗師境に入れるかどうかだ。