南区、浜辺の近く。
二時間後!
方平は6個の聽小骨の精鍊を完了した。
今の方平は、わずかな変化が見られた。
耳が透き通るようになり、耳介内の血管がはっきりと見えるようになった。
近づいて注意深く聞くと、血液が力強く流れる音さえ聞こえた。
財產:9億5600万
気血:2300カード(2700カード+)
精神:672ヘク(699ヘク)
骨強化:177個(100%)、6個(90%)、23個(30%+)
収納空間:1立方メートル
エネルギーバリア:1万財富値/分
「気血の上限が300カード増加した!」
方平の目が輝いた。この増加幅は大きすぎる!
「聽小骨だけでこれなら、他の骨を精鍊したら...」
方平はそう言いながらも、続けることはできなかった。
6個の聽小骨の精鍊が完了したとき、方平は危機感を感じていた。これ以上続けると、脳に何らかの異常が起きる可能性が高かった。
「気血の上限をさらに増やそう。一体どこまで増やせるのか見てみたい!」
方平は止まらず、引き続き盤座して気血の上限を増やし始めた。
……
さらに30分後。
データが再び変化した:
財產:9億5301万
気血:2300カード(2999カード)
精神:672ヘク(699ヘク)
骨強化:177個(100%)、6個(90%)、23個(30%+)
収納空間:1立方メートル
エネルギーバリア:1万財富値/分
方平は迷わず、1万の端数が気になったので、すぐに精神力を10ヘク増加させた。
立ち上がって一歩踏み出すと、先ほどまで座っていた巨石が瞬時に砕け散った!
「少しコントロールを失っているな」
「慣れるまで2日ほどかかりそうだ。でも前回よりはマシだ。前回は主に精神力が急増して問題が起きたが、気血の急増は体質の強化を伴うため、それほど問題にはならない」
「3000カードに近い気血、700ヘクの精神力は、私の体質が四級境界で無敵のレベルに達したことを意味している。
気血、精神、体質、骨格...これらすべてが極限まで強化された。
五級武者の中にも私に及ばない者がいるだろう。
戰法面でも進歩があれば、四級で私の相手になる者がいるだろうか?
天才?
この方平こそが最強の天才だ!」